rebone37

山と本とか日々のこと。

2018.0813 西鎌尾根縦走①

0日目。
久しぶりの折立。バスでのアクセスは初めて。新宿を23時に出て、すぐにバス内は消灯。持ってきた文庫本もあまり進まなかった。けど味わえた旅のスタート感。蒸し暑ささえも満足。予定通り朝7時前に到着。雨。寝ぼけながら準備し出発。登山届を出してないことに、しばらく先で気付く。

1日目。
何年か前、ピーカンの中、機嫌良く歩いていたら翌日ゲロ。高山病の症状がでて泣く泣く下山、、、ってことがあったので、ペースを抑えしっかり水分補給をしながら神経質に高度を上げる。3時間ほどで、目的地のテンバに到着。まだ10時ちょい過ぎ。歩かな過ぎか。メシ食って考える。この後の行程もあるし、静養優先でテント張って休むことに。
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テンバは混み混み。昼寝中に土砂降り。テントの下が水浸し。日向ぼっこしてた人も一斉にテント内に避難したみたい。すぐ後ろのテンバの男が「マジウォーターベッドなんだけど」って75回くらい言ってる声が煩くて目覚める。どんな若造かと思ってテントから這い出て顔見ると俺よりも歳上の中年だった。山って人を幼くさせんのかな。中年の男女がウォーターベッドを話のタネに夜な夜な笑いあってた。俺はせっせとそいつのテントに水が流れ込むよう即席の水路を作って、日没くらいには眠った。

2日目。
寝袋のダウンが濡れないよう蓑虫よりも縮こまって寝た。それに加え寒さで夜中に起き出しダウン上下を途中で着込んだ。周りの雑音で5時頃起床。体調はまずまずで一安心。無理して朝食を摂る。無印で買ったオクラのスープはお世辞にも美味いとは言えないけど野菜不足になりがちな山旅には良いんでないか。6時頃出発。テントはビシャビシャ。重い。早く掃除したい。f:id:rebone37:20180824183344j:plain雨は上がり、雲が忙しなく流れていく。遠くに今旅の目的地、槍ヶ岳が見える。
太郎小屋で食料調達。f:id:rebone37:20180824183423j:plainチョコゲット。ついでに登山届もここで提出。一路、黒部五郎へ。前に来たのは逆コース。何年前かな、、、。記憶を貪りながら軽快なペースで。登山者よりも早くトレラン走者よりもスロー。結果的に終始そんなペースだった。f:id:rebone37:20180824183512j:plain
黒部五郎はガス。山頂は行かないで小屋を目指す。その道中でも小屋でも、只管喋るおばさん。なんのために山に来てんの?多分、満足するまで喋るためだろーね。誰もが1人になるために山に来てるわけじゃないわなー
黒部五郎小屋からの道は、こんな勾配キツかったかな。折角昼食で得たエネルギーを使い果たし喘ぎながら歩を前へ。三俣はお盆の混雑だって聞いたんで、脚を伸ばして双六へ。f:id:rebone37:20180824183602j:plain頂上付近は生憎のガスだったけど岩場でオコジョを見かけた。人懐こくこちらに気づいて足元まで何度かやってきた。f:id:rebone37:20180824183805j:plainかわいい。くまごろう元気かな。
双六のテンバも激混み。テント張ってる間に土砂降り。おまけに10時間行動の疲労か頭痛。小屋のメシとケーキ(といつものバファリン)を食らって早々に就寝。